つとめ

天理教における最も大切な祭儀で、たすけ一条の道の根本の手立てです。第一義的には、本部神殿で勤められる「かぐらづとめ」を指します。つとめは「かぐら」を主とし、「てをどり」に及びます。

かぐらは、10人のつとめ人衆が、「ぢば・かんろだい」を囲んで、元初まりの人間世界創造に際しての親神様のお働きを手振りに表して勤めることによって、元初まりの親神様のご守護を今に頂き、よろづたすけの成就と陽気ぐらしの世への立て替えを祈念するものです。

かぐらに続いて、神殿上段で男女3人ずつによる、てをどりが勤められます。いずれも、つとめの地歌である「みかぐらうた」と、9つの鳴物の調べに合わせて、陽気に一手一つに勤められます。

つとめは、また、その意味合いの上から、ようきづとめ、たすけづとめ、かんろだいのつとめとも呼ばれます。

教会本部では、立教の日柄である10月26日に秋の大祭(午前8時から)、教祖が現身をかくされた日に当たる1月26日に春の大祭(午前11時30分から)が勤められ、それ以外の月には26日に月次祭(午前9時から)が勤められます。また、4月18日には教祖誕生祭(午前10時から)、元日には元旦祭(午前5時から)が勤められます。

道友社刊『ようぼくハンドブック』より